Wand of FortuneUFD 〜君に捧げるエピローグ〜


↓その後


基本情報
発売日 2012/11/22(PSP)
ジャンル 恋も魔法も未来に繋げるAVG
発売元 オトメイト
対象 CERO:C(15才以上対象)
ハード PSP
作画 キャラクターデザイン:薄葉カゲロー
出演 櫻井孝宏、鈴木千尋、柿原徹也、高橋広樹、
鈴村健一、入野自由、立花慎之介、他

パラメータ
ストーリー
グラフィック
システム
ボリューム
難易度
キャラクター
糖度
手間・面倒くささ


 ワンドオブフォーチュンシリーズついに最終作です!
個人的にこの作品には非常に思い入れがあったので感慨深いです。
購入してからプレイするまでに(心の準備に)時間がかかりました。

 今作はワンドシリーズ4作品目なので、できれば無印までさかのぼって順に
プレイして欲しいのですが、Uにざっと無印のストーリーをおさらいできるモードが
あるのであるので、Uだけでも一応大丈夫だと思います。
ストーリーは
@ワンドUのその後のお話(各キャラ3年後と全属性END後のお話)、
A大舞踏会のお話、
B主人公が幼女化したお話の3本仕立てです。
ABはどのタイミングで起きたエピソードなのか若干混乱しますが、
AはUの帰還直後ということみたいですね。
Bは多分とある日常での出来事とかだと思います。

 3年後のお話ですが、前作までにチラホラ名前が上がっていたメインキャラたちの
家族がたくさん出てきます。
どのキャラもいい動きしていますが、私的にラギの家族とノエルの兄二人が良かったです。
またサブキャラも3年の間に成長しており、会話が大人っぽくなっていて微笑ましかったです。
アルバロに関しては他キャラと異なり独自に動いていますが…アルバロを制御できるくらい
強く逞しく成長したルルが好きになりました(笑)
各キャラENDを見ると全属性√が開放されますが、まさにワンドという作品のENDて感じで
感無量でした(´Д⊂ヽ
それに比べるとABのお話はややオマケ感がありますが、ワンドらしいギャグ風味のお話でした。
ベルと遊ぶモードの『いたずらをする』はランダム性が高いのでコンプリートするのに苦労しました。

 先にも書きましたがUのFDなのでストーリー自体は全体的に短めです。
その分、オマケ機能が充実しており、Uを含めたスチルコメント、デイリーボイス機能、
オトメイトスタッフブログで企画した質問コーナーなどコンプリートと関係ないオマケが色々あります。
作成陣の愛がたくさん詰まっているのはワンドシリーズのいいところですが、
どのシリーズも共通して動作が重いのでインストールしてプレイすることをおすすめします(汗)

 グラフィックは最終作ということで、前作より格段にレベルが高いです。
塗り方や構図、シチュエーションなど作画の薄葉さんの愛を感じます。
Bの主人公幼女化エピソードではちびキャラ絵ですが、できればこれも薄葉さんに描いて欲しかったです。
限定版パッケージのイラストにもある舞踏会衣装は全体的に着せられてる感ありますが、
見慣れてくるとかっこ良く見えてくるので不思議です。
ちなみにサブキャラも舞踏会仕様のドレスやタキシードver立ち絵があります。

 大抵の乙女ゲームはENDのアフターストーリーとして数年後が描かれることはありますが、
作品として続くことは珍しいと思います。
普通END後はプレイヤーの妄想にお任せ…みたいになるので。
ワンドシリーズは主人公ルルの存在感が大きく、デフォルメ名を呼んだりスチルにもよく出たりするので、
そう言う意味で人を選ぶかもしれません。
逆に主人公も作品の一部に組み込まれているので、作品全体が好きになれれば最終的に子供が出来て、
その子目線のお話が展開するところまでワンドは続くので十二分に楽しめると思います!
…分かりにくい表現になりましたが、攻略キャラを落として、その3年後の同居、結婚、子育てといった
エピソードまで楽しめちゃうんで美味しいです!!

※子育てに関してはUFDのその後のエピソードとして
出たドラマCDに収録されています。
上の方にリンク貼ってあるのでよかったら見てみてください。
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