猛獣使いと王子様



PS2 通常版 /限定版
ツインパック PS2版 /PSP版

基本情報
発売日 2010/6/24(PS2版)
2011/6/30(PSP版)
ジャンル 女性向け恋愛AVG
発売元 オトメイト
対象 B(12才以上対象)
ハード PS2、PSP
作画 miko
出演 緑川光、鳥海浩輔、下野紘、梶裕貴、
安元洋貴、寺島拓篤、他

パラメータ
ストーリー
グラフィック
システム
ボリューム
難易度
キャラクター
糖度
手間・面倒くささ


 個人的に動物が大好きなのでタイトルに惹かれて購入しました。
猛獣、というか動物自体そんなに出てくるわけではなく、
題材としては王国ファンタジーにラブコメ要素が加わった感じです。
呪いをかけられ動物になってしまった王子様呪いを解くというベタな設定ですが、
王族の政権争いなど王宮のドロドロしたところをメインとしたストーリーでした(爆)

 一人前の猛獣使いを志す主人公は、街の市で呪いにより動物の姿をした王子達と出会います。
彼らの呪いを解く方法を探すうちに、王族の政権争いや国家間の問題に巻き込まれていきます。
猛獣使いとして成長していく部分もありますがメインは↑なので、
一般庶民という立場の主人公は、巻き込まれた感がすごいです(笑)
むしろ、突然出会った王子様を泊めてあげたり世話をしたりとものすごく面倒見のいい子でした。

 攻略対象の王子様達は腹違いの兄弟ですが、兄弟仲が良くて微笑ましかったです。
色気担当の長男、筋肉担当の次男、いじられ三男、ショタ四男とみんな個性的でした。
ゲームの雰囲気はホワホワしたファンタジー+ギャグという感じですが、
王位継承問題や国同士の陰謀などドロドロしている部分はそれなりに重たかったです。
とはいえ、話のテンポがいので展開が早く非常にサクサク進みます。
たまにミニゲーム的な動物モフモフモードが挟まれるので飽きずにプレイできました。
また王子以外の攻略対象も魅力的です。幼馴染は過保護すぎてめんどくさかったですが…
余談ですが、主人公の友達や直接出てきませんがお母さんが可愛すぎてびっくりしました(笑)

 システムはおおむね快適でしたが、テロップバックをメニューを開かずにできるとより良かったです。
システム選択時のキャラ音声、スクリーンショット機能もついています。
原画を担当はファンタジーな絵が上手なmikoさんで、雰囲気にとても合ってました。
動物はデフォルメの効いた絵と塗りなので毛並みはそこまでリアルではないですが、
とりあえず可愛かったです(笑)

 ボリュームはコンパクトにまとめられているためサクッとできる量です。
むしろ一番重要な”王子様の動物になる呪いを解く”や”一人前の猛獣使いになる”というところが
あやふやに終わってしまったので、もう少し長いストーリーでもいい気がしました。
まだ設定を出し切ってない感があるのでファンディスクに期待したい作品です。
inserted by FC2 system