薄桜鬼 遊戯録



PS2 通常版 /限定版
DS 通常版 /限定版
名残り草(PS3版) 通常版 /限定版

基本情報
発売日 2010/10/28(PS2版)
2011/7/28(PSP版)
2012/4/26(DS版)
2012/6/28(PS3版)
ジャンル 女性向け幕末ドラマティックAVG
発売元 オトメイト
対象 CERO:C(15才以上対象)
ハード PS2、PSP、DS、PS3
作画 カズキヨネ
出演 関智一、三木眞一郎、森久保祥太郎、
鳥海浩輔、吉野裕行、遊佐浩二、
津田健次郎、中田譲治、他

パラメータ
ストーリー
グラフィック
システム
ボリューム
難易度
キャラクター
糖度
手間・面倒くささ


 薄桜鬼の本編以前の新選組の黎明に当たるお話。
本編の主人公(千鶴)が新選組と出会う前の半年間が舞台です。
本編が駆け足ぎみだったのに対し、半年間という期間の中での出来事や
隊士たちの過去がより掘り下げられて書かれています。

 本作は井吹龍之介という武家の生まれで青年が主人公です。
もともと武士をひどく嫌う青年ですが、新選組(このときはまだ浪士組と呼ばれていますが)で
生活していくうちに新選組を取り巻く状況を知り、彼らの抱いている思いに触れることになります。
本作は主人公の個性がはっきりしており、名前の変更もできないので龍之介の視点から物語を
見る形式になリます。
誰に対してもだいたいタメ口を使い、すぐ文句を垂れるのでいろんな人からよく殴られます(爆)
主人公なのでかっこいい必要はありませんが、かなりひねくれた性格ですね。

 本編で千鶴は腫れ物に触るように扱われていましたが、本作では男の主人公ということもあり
ありのままの彼らの生活を垣間見ることができるので新鮮でした。
みんな女に対する態度と男に対する態度が違いすぎて(笑)
また、龍之介自身の成長や心境の変化も身近で感じられるので、何より龍之介に愛着が湧きます。
スチルでもキャラの表情が今まで以上に表現豊かに描かれています。

 ストーリーは共通ルート3章、個別ルート3章+終章で構成されています。
どちらにも所々で「十六夜挿話」という龍之介以外のキャラ視点でのお話が入ります。
この発想はgood!
ENDは土方、沖田、齋藤、平助、原田、芹沢、小鈴の7種類。
芹沢さんは土方さん√攻略後にできるようになります。
ちなみに風間さんもちゃんと登場しますよ!
余談ですが、私の攻略順は沖田さん→平助→小鈴→原田さん→斎藤さん→土方さん→芹沢さんでした。
これを踏まえたオススメの攻略順は沖→斎→小→平→原→土→芹だと思います!
あと『小夏日和』という小話がPSP追加要素として加わってます。
本編に影響しないお話ですが、1〜2章位にやるとちょうどいい内容だと思います。

 ストーリーの時系列的には本作ほうが先ですが、プレイ順は本編→黎明録がオススメです。
前作に続く作品ということで、本編の主人公が『薄桜鬼』という作品の主人公というスタンスで
黎明録は作られています。
そのため、新選組の軌跡をたどるのは龍之介ですが、最終的に本編の引き立て役になります。
構成はいいと思いますが、本作の主人公は龍之介なので彼の扱いをもう少し丁寧にしてあげて欲しかったですね。

 本編、随想録、遊戯録と薄桜鬼シリーズを見守ってきましたが、
ストーリーとしてはこれでもう完結!という内容でした。
薄桜鬼という作品が個人的に大好きなので、感無量です!
少しさみしいですが、うまくまとまっていたので今後続編は出さないで欲しいですね。

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